2月22日「猫の日」ネタの続編です。
前回は、長男を拾った頃のお話でした。
今日は、記事の最後に出てきた野良猫一家の話です。

ある日一匹の黒猫が窓からこちらを見ていました。
子猫ではないですが、まだ大人に成り切ってない中猫ぐらいで、
痩せていて見るからに野良猫です。
黒猫好きな私は、この子も捕まえてやろうと餌付け開始です。
なるべくバレないように、魚の骨などのゴミを捨ててるフリをして食べさせました。
そんなある日、なんと子猫を3匹引き連れてエサを食べにやって来たんです。
実は体の小さいお母さん猫だったんですね!
その日から、野良猫母さんと子猫3匹が家の周りをうろちょろ、
そうなるとやはり近所から苦情が・・・。
中には、「家の長男が子猫の父親ではないか?」「父親のところに来たんだろう」
とバカな事を言うオバハンもおりました。
その頃すでに長男はオカマちゃんだったんですけどね、
リードで繋ながれた長男の周りで子猫が遊んでるとそう見えますわね。
下の写真は、その頃の子猫2匹です。

網戸越しに撮ってるので見難くてスイマセン。
黒猫母さんの子供は、上の黒猫1匹、シャム風に縞が1匹、そして次の写真の

シャム風1匹でした。
写真を見てお分かりでしょうが、このシャム風の猫が次男です。
次男は親兄弟と全く性格の異なる猫でした。
今でこそ知らない人を警戒するようになりましたが、この頃は全く無頓着。
兄弟たちが絶対に入らない家の中に自分から入って来て、長男用のカリカリや猫缶を食べ、子供が抱き上げればその手の中で寝る、家の中で好きな場所を見つけて寝る。
「お前は本当に野良猫か?」と言いたくなるぐらい家に中でリラックスしてました。
それでも、これ以上猫を増やすと大家さんに追い出されそうだったので、
夕方には親子仲良くねぐらに帰ってもらってました。

実は、長男を拾ってから直ぐに、引っ越す事を決めていたんです。
しかし、犬と猫を室内飼いしているとなかなか物件がありません。
もしあったとしても結構なお家賃。
そんな時に野良猫一家が遊びに来るようになって、
引越し先は見つからないわ、隣のオバハンとは口きかなくなるわ、
どんどん状況が悪くなりましたね。
「賃貸が無理なら中古買っちゃおう」で見つけたのが今の家です。
引越し先が決まるまで長男を拾ってから一年経ってました。

引越し当日にもエピソードが。
引越し先は同じ市内で車で30分ぐらいの近場です。
作業の邪魔になりかねないので、業者さんに荷物を運んでもらう前に、
犬猫と家族を引越し先に運ぶ事にしてました。
次男の家族も出来る事なら皆連れて行きたかったです。
警戒心の強い母子を捕まえるのは大変ですけどね。
「せめて次男だけでも」と思ってましたが、
次男は猫家族と行動を共にしてましたから、
出発時間までに捕獲できなかったらあきらめようと思ってました。
そんな朝の忙しい時間に、「絶対逃がすな」と言っていたのに、長男が脱走しました。
出発準備でドタバタしたスキをついての脱走、やっぱりただ者ではなかった長男。
出発時間はどんどん迫ってくるのに長男は帰らずヤキモキしていたら
予定時間の5分前ぐらいに長男が次男を連れて戻ってきました。
その時猫家族が一緒だったかどうかは憶えてません。
直ぐに長男、次男を車に載せて引っ越し先へ向かいました。
今考えると、長男が次男を呼びに行ったのかもしれません。
血は繋がって無いハズですが、とても仲良しでしたから。

引っ越した頃の長男と次男です。

なぜかこの頃次男のシャム色が非常に薄いです。夏だったからでしょうか?
トイレの窓から外を眺める2匹です。

今でもとても仲良しの2匹です。